ゆるキャラ「つるビー」富士急線でPR…山梨


【乗客に「つる産業まつり」をPRするつるビー】


 ◆つるビー 電車でPR

 都留市観光協会のゆるキャラ「つるビー」が8日、富士急行線の電車に乗り込み、同協会が26日に市内で開く「つる産業まつり2014」をPRした。

 つるビーは、市内に多く生息するムササビにちなんで作られたキャラクター。産業まつりは、同市上谷の市立谷村第一小学校の校庭で開催され、野菜や日用品の販売ほか、江戸時代に徳川家に茶を運んだ宇治採茶使の一行を再現した「お茶壺(つぼ)道中」なども披露される。つるビーはこの日、同協会のスタッフと一緒に都留文科大学前~大月駅間を1往復し、まつりのチラシのほか、つるビーグッズの缶バッジ、ステッカーなどを配り、来場を呼びかけていた。

 ◆塩崎駅改築「愛される駅に」

 甲斐市下今井のJR中央線・塩崎駅の駅舎改築工事が終わり、8日、竣工(しゅんこう)式が行われた。新しい駅舎は、北口と南口でそれぞれ日本風、西洋風と地域のイメージに合わせてデザインされ、いずれもスロープをつけて車いすの利用者らに配慮した作りになっている。


【曲面を強調した西洋的なイメージに改修された塩崎駅南口の駅舎(8日)】


 塩崎駅は1951年に開業した。2009年には駅近くに商業施設「ラザウォーク甲斐双葉」がオープン。休日を中心に乗降客数が増えたことから利便性を図ろうと、市は13年から、JR東日本と駅舎の改築や周辺の整備事業を進めてきた。

 市によると、北口は周辺に寺院や自然が多いことから木の柱を強調した日本風の駅舎、南口には商業施設や工業団地が多いことから曲面のデザインを取り入れた西洋風の駅舎とした。南口にはトイレも新しく設置した。

 市では今後、駅から国道20号方面に通じる市道の拡幅や、北口・南口のロータリー建設も進める予定だ。この日、駅前で行われた式で、甲斐市の保坂武市長は「地域のシンボルマークとして愛される駅になることを願っている」とあいさつした。


2014年10月9日(YOMIURI ONLINE)