「さのまる」による経済波及効果、592億円に


佐野市のブランドキャラクター「さのまる」】



栃木県佐野市のブランドキャラクター「さのまる」による経済波及効果が、さのまるが誕生した2011年2月から
14年10月までの3年9か月間で592億円に上ることが、市と帝国データバンクの調査でわかった。

 調査では、さのまるのおかげで観光客は213万人増加し、383億円の経済波及効果があったと推計。
さのまる出演イベントには104万人が訪れて205億円が消費され、関連グッズは4億円を売り上げた。

 特に、「ゆるキャラグランプリ」でグランプリを獲得した後の13年11月からの1年間では、経済波及効果は226億円に上った。

 また、新聞やテレビなどの報道を広告として換算したパブリシティー効果は3年9か月で35億円だったが、
グランプリ獲得後は28億円に達した。

 民間の研究機関や日本銀行による経済波及効果の試算では、14年にゆるキャラグランプリに輝いた
群馬県の「ぐんまちゃん」が13、14年度の合計で約33億円、熊本県の「くまモン」が11年11月~13年10月に
1244億円の効果を生み出したとされている。

 岡部正英市長は「大変ありがたい。さのまるには今後も10年20年とがんばってもらいたい」と話している。

2015年5月7日(YOMIURI ONLINE)



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