釣り 救命胴衣着け楽しく

【除幕した看板の下で「ライフジャケットをつけましょう」と呼びかける園児ら(美浜町で)】
◇紀南海上安全協、美浜に啓発看板
釣り人の海中転落事故を防ごうと、漁協や自治体などでつくる紀南地区海上安全対策協議会は7日、美浜町和田の煙樹ヶ浜の県道沿いに、救命胴衣の着用を呼びかける啓発看板を設置した。
看板はアルミ複合板製で縦1・8メートル、横3・6メートル。「救命胴衣を着用しましょう」の文字に、煙樹ヶ浜松林イメージキャラクター「まつりん&ぼっくりん」があしらわれている。
除幕式があり、約20人が出席。同協議会の木下吉雄会長(68)が「自分の命は自分で守ろう。海難事故がなくなることを願っている」とあいさつし、町立ひまわりこども園の園児ら5人が、看板の幕を取り除いた。
田辺海上保安部によると、2010年からの5年間で、管内では磯などでの釣り中に23人が海中に転落する事故があった。このうちライフジャケットを着けていなかったのが14人で、この半数の7人が死亡したという。
2015年4月8日(YOMIURI ONLINE)
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