福山市 100周年イベント始まるよ


【市制100周年記念のプレイベント「ローズバトンリレー」をPRするローラ】



◇14日「500日前カウントダウン」

2016年7月1日に市制施行100周年を迎える福山市は、記念プレイベントを、今月から本格化させる。14日に500日前のカウントダウンイベントを開くほか、3月には住民が約2か月間かけて、市内を走る「ローズバトンリレー」を行う。市は「市民の一体感を作り上げたい」としている。(浦野親典)


カウントダウンイベントは、まなびの館ローズコム(霞町)で開く。午後2時から、市のキャラクターでバラの妖精「ローラ」や環境イメージキャラクター「くわいちゃん」との写真撮影会のほか、市の歴史にまつわるクイズラリーを実施。バラをテーマに進められてきたまちづくりを紹介する、昭和40年代当時の映像の上映会(午後3時と同4時)や、午後5時からは同館外壁などを使いプロジェクションマッピングも行う。


「ローズバトンリレー」は「第34回ふくやまマラソン」と同日の3月8日、市竹ケ端運動公園陸上競技場(水呑町)を出発。市内79小学校区を、各校区の住民がバラ飾りを付けたバトンでつなぐ。土、日曜に走り、5月16日、緑町公園(緑町)での「第48回福山ばら祭」でゴールする。


イベントを通じて周知を図る一方、市は来年7月までに、「100万本のばらのまち」を名実共に完成させる。


バラは戦災からの心の復興を目指し、市民が1956年から植え始め、市も後押し。85年に市花をバラとした。市制100周年に向けて2010年から、100万本プロジェクトを進めている。


市内のバラは昨年3月現在で推計85万本。14年度も市民や企業に苗配布、植栽指導を進め、今年1月に同90万本を超えたという。市協働のまちづくり課は「このペースで市民の協力を得て100周年を100万本のバラで祝いたい」と話す。


また市は、市民参加を促すため、「100周年記念協賛事業」として、市民らが開くイベントや製造、販売するグッズを募集している。認められると、記念ロゴを使える。


100周年記念事業については、市企画政策課内の推進委員会事務局(084・928・1012)。