ゆるキャラ集結ノート 県文具組合が製作


【“ゆるキャラ”6組を集めたオリジナルノート】



県文具事務機器組合(渡辺順一組合長、14社)は、佐野市の「さのまる」など県内の“ゆるキャラ”6組を集めたオリジナルノート=写真=を製作、組合員の運営する文具店などで販売を始めた。人気のキャラクターを使った商品は多いが、6組も一堂に会した商品は珍しい。


地域の文具店は、量販店の出店やネット販売の普及で苦戦が続いている。そうした中、組合は昨年、キャラクターとコラボした文具が好評な他県の事例を視察。組合員からの要望もあり、総会で製作を決定した。


ゆるキャラ®グランプリで上位に入ったものを中心に県北から県南までを網羅する形で検討。2013年に1位になった「さのまる」のほか、「とちまるくん」(県)、「ミヤリー」(宇都宮市)、「みるひぃ」(那須塩原市)、「与一くん」(大田原市)、「政光くん・寒川尼さんがわにちゃん」(小山市)が集結した。


表紙のデザイン案は十数種類作られ、複数の店舗で人気投票を実施。その結果、6組が大きく描かれたデザインと、小さな6組がいくつもちりばめられたデザインの人気上位2種類を採用した。


ノートはセミB5サイズで、各デザインとも1冊250円(税別)。1月下旬から組合員の運営する文具店などで販売を始めたほか、県内各地の道の駅での販売も検討している。


渡辺組合長(60)は「地元のゆるキャラを楽しむとともに、他の地域のゆるキャラも知ってもらい、地域の特徴や歴史にも興味を持ってもらいたい」と話す。組合は今後、ほかのキャラクターを使った文具も検討する。



取扱店などの問い合わせは、コクヨ北関東販売内の組合事務局(028・656・2598)へ。