ゆるキャラ県内2位のしずな~び 気になる家康


【県内ゆるキャラの頂点を狙うも、同郷の「大物」の動きを気にしている「しずな~び」】




浜松市中区の不動産会社「静岡セキスイハイム不動産」の公式イメージキャラクター「しずな~び」が、市内の有名キャラ「出世大名家康くん」の動向に気をもんでいる。次回の「ゆるキャラグランプリ(GP)」で、県内キャラのトップをめざすことを今年の目標に掲げたものの、家康くんが出馬するかどうかによって、大きく立場が変わるからだ。



しずな~びは2008年に誕生したキャラクターで、設定は「不動産購入や売却で困っている人を助けたいと思っている妖精の男の子」。不動産関係の仕事だけでなく、地域イベント出演などでも活躍している。



昨年のゆるキャラGPでは、名刺配布や中心市街の練り歩きなど地道な選挙運動に励み、初出馬ながら磐田市の「しっぺい」に次ぐ県内2位に入った。原画の発案者でもある加藤拓也社長(39)は「どぶ板選挙の効果に加え、同じ浜松市の家康くんが不出馬で、浜松票が集まった結果では」と分析している。



今年のGPは、地元の浜松市が開催誘致を推進中。しかし、現時点では家康くんが出馬意思を未表明だ。しずな~びは「今年こそ、県内1位になりたいなび~。でも家康くんが出馬するなら、自分は天下取りを支えた方が良いかもしれないなび~」と、微妙な立場に心が揺れているようだ。